5.3 新海上交通システムの構築
5.3.1 航路および寄港地
港湾の貨物集配力、長距離の高速航行、Dailyサービスの実施の観点から判断し、新システムでの航路および寄港地を以下のとおりとする。
1] 九州〜南関東:大分〜東京(川崎)航路とする。
なお、九州2港を想定した場合では、大分を基点とし、集配力が増大され、さらに北九州圏および南九州圏の貨物が集配できる細島を寄港する航路とする。
2] 九州〜関西:志布志〜和歌山航路とする。
5.3.2 投入船型
試設計に際しては、以下の3項を条件とした。
1] 海上交通安全法に定める規制を考慮しない。
2] 既存RORO船と同じ主機関出力および速力(30ノット)とする。
3] 既存RORO船のトレーラレーン(7列)を1列増加する。
上記条件のもと、220m型、240m型の2船型の試設計による船体主要目は以下のとおりである。