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(2) 指標-2(物流時間)

九州〜南関東、九州〜関西間における新海上交通システム上の1サイクル所要時間は、後述するとおり、

九州⇔関西:概ね20時間程度

九州⇔南関東:概ね28時間程度

となる。

そこで、物流時間による「指標」作成においては、海上ルートに該当する時間階層から、品類ごとの品目を抽出し、トン数による順位付けを行い、品類別にみた各上位品目を新システムへの有力なターゲットとして捉えるものとする。

本指標に採用する階層時間については、出荷地から積港まで、積荷役、航海、揚荷役、揚地港から届先地までの総所要時間が含まれている階層を採用する。また、物流時間階層は、センサスデータによる時間階層である。

九州〜南関東では大分港、九州〜関西では志布志港を例として輸送所要時間からみた時間階層を表2.2.3に示す。

 

表2.2.3 航路別輸送所要時間と時間階層

012-1.gif

 

(参考:センサス物流時間階層)

012-2.gif

 

センサスにおいて、九州⇔関西および九州⇔南関東の海上ルートでの物流時間に該当する時間階層での品類ごと品目別貨物量の順位を表2.2.4に示す。

 

 

 

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