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2. 今年度の会場と参加募集

 

会場の選定

 

平成11年度の交通ボランティア体験講座は、過去の関東圏及び関西圏での成果を踏まえて、全国の公共交通施設の中から広く会場候補を選定し、検討した結果、宮城県仙台市の「地下鉄勾当台公園駅と周辺」と、山口県下関市の「JR下関駅と周辺」にて開催することとなりました。

講座開催の告知は、実施1ヶ月前から地元マスコミのパブリシティ告知掲載や地元官公庁・交通施設・公共施設等へのポスター掲示などによって行いました。

開催準備及び当日の運営にあたっては、地元の行政・交通・福祉等、関係各方面の方々の多大なご支援・ご協力を賜りました。

 

参加募集

 

参加募集は一般の方々を対象として広く公募した結果、定員を上回る多数の方々のご応募を頂きました。ご応募頂いた方々は、地方の方々を中心に、年齢や職業など実に様々で、また、中にはご家族でのご応募や、学校や企業からの団体でのご応募もありました。

この中から抽選等により、仙台会場で37名、下関会場で74名の方々のご参加をいただきました。

 

体験会場の特徴

 

【仙台会場・地下鉄勾当台公園駅と周辺】

仙台会場では、地下鉄に乗車して隣駅まで進むコースやノンステップバスの乗車体験をするコースを含めて実施しました。起点となる勾当台公園は地下鉄の駅と連絡していて、高齢者や障害を持つ方々が安全・快適に利用できるように、エレベーターやトイレなどが整備されています。また、周辺のスペースも今回のコース設定に役立つ、利便性に優れた機能的なエリアでした。

【下関会場・JR下関駅と周辺】

下関会場では、駅と駅前の人工地盤を使ってコースを設定。車いす対応のエレベーター・エスカレーターでの移動、段差のある場所での移動などを体験することができ、車いすのサポート方法を習得する良い機会となりました。JR下関駅は、目の不自由な方サポートコースで、停車中の始発電車に乗車体験するなど、バリエーション豊かな実体験を短時間に体験できる有効な会場であるといえます。

 

 

 

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