7.12 聴覚障害図記号
資料1 雑誌コピー(出典不明)
聴覚障害を示めすマークの例
日本の場合
肢体不自由者、視覚障害者への配慮を示めす国際共通シンボルマークは既に制定され、日本においても浸透していってますが、聴覚障害者への配慮を示めすシンボルマークには国際共通のものがまだはっきり決められておらず、日本においても、各地でさまざまなマークが使われているのが現在の状況です。そこで、日本の場合のいくつかを例として、下にあげてみました。国際(外国)的に見かけるものは158頁にまとめてあります。どうか、皆様の討論の参考になりますように。
日本では、世界ろうあ連盟の決めたシンボルマークがある程度ひろまっていますが、このマークを世界難聴者連盟は認めておらず、更に、国内の二つの聴覚障害者団体のマークがあちこちで使われているようです。
1990年3月、体の不自由な子供と、そうでない子が一緒に遊べるための、ほんのわずかな配慮を加えた玩具の普及を目的に日本玩具協会に「小さな凸」実行委員会が設立され実績があらわれています。
その商品が「共遊玩具」であることを示す「盲導犬」マーク(視覚障害児対象)と、「ウサギ」マーク(聴覚障害対象)が決まり、開発段階での配慮点をまとめた「ガイドライン」も制定されました。
この運動は、1993年には英国玩具協会と英国盲人協会にも拡がり、共通シンボルとして採用されるなど、この活動の社会的な貢献が国際的にも評価されています。