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●推進事業

 

1. モーダルシフトモデル事業(個別輸送モデル事業調査)

従来の基準からすれば、トラック輸送が適するとされてきたケースにおいても、地球環境対策という視点を加えた場合、鉄道や船舶輸送へのシフトが可能ないわゆる「境界領域」の輸送の存在を想定し、荷主企業へのアンケート調査及びヒアリング調査を通じて、その抽出を行い、同時にモーダルシフト転換意向のある荷主企業、モーダルシフトを既に実施した荷主企業双方の問題点及び課題等を整理しました。あわせて、従来トラックで輸送していた貨物を鉄路、航路にて試験輸送を実施することにより、実輸送におけるモーダルシフトの問題点、効果、課題等を把握することができました。

(委員長:根本敏則一橋大学商学部教授)

 

2. 新潟市パークアンドバスライド実証実験

新潟市においてパークアンドバスライドの実証実験を11月9日(月)〜13日(金)の5日間実施し、問題点等を明らかにすることにより、以後の本格施策に向けての課題を整理しました。また、同様の問題を抱える各都市における施策実施における留意点などを提供することができました。

(委員長:藤井隆至新潟大学経済学部教授)

 

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実験風景

 

3. 鉄道車両内への自転車持ち込みに関するモデル事業調査

鉄道車両内への自転車持ち込みの普及・促進を図るため、JR北海道、JR四国、三岐鉄道、富士急行の四社の賛同を得て、車両スペースの余裕を活用した鉄道車両内への自転車持ち込みに関するモデル事業を実施しました。このモデル事業実施期間中に利用者や一般乗客の反応を調査し、自転車持ち込み料金、転倒防止や施設改良などの安全対策をまとめ、今後の普及展開への課題等について調査、検討しました。

(委員長:中村文彦横浜国立大学工学部助教授)

 

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実験風景

 

 

 

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