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・スケジューリング

予約配車や定期配車がかなり多く、歩合制だとアンバランスが生じるため、ドライバーのスケジューリングに苦慮している。運行管理はGPS等の動体管理システムにより、効率的な配車が可能である。しかし、予約が多く時間帯によって配車が困難になってきている状況がある。全都的に需要はあるが、東部や北部へ配車するとロスが大きい。

都内のある福祉施設では、委託契約しているバスよりもコストや時間の融通性が高いと言う点で、帰宅の送迎バスに乗り遅れた人のために毎日夕刻の定時に予約が入っている。新たな需要を掘り起こしている例である。

利用者も増えているが、一方で、現在でも認知されていない面がある。福祉車両というイメージで、流しという認知が広まらない。

 

e. 補足

ユニバーサルタクシーは通常のタクシーにリフトをつけて新しい需要を掘り起こしている。2000年からはユニバーサルデザインのタクシーを運行する全国のネットワーク(株式会社ユニネット)が本格始動し、1府5県の8社が運行を開始している。

その他にも介護サービスを付加して運行しているタクシー事業者が営業を開始している。ホームヘルパー2級資格者を配置したサービスは、全国で29事業者が確認されている(東京交通新聞社調べ、図2も)。

 

図2 介護タクシーを運行する事業者の分布

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特に九州ではいち早く介護タクシー事業に乗り出した福岡県のメディスグループがあるが、こうした動きを受けて同県のタクシー協会も業界を巻き込んだ新たなサービスに乗り出している。具体的には、平成11年4月よりドライバー向けのホームヘルパー資格取得講座を開講し、およそ300名のドライバーが受講を開始している。今後もこうしたサービスは増加する見込みである。

 

 

 

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