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表2-5-7 メトロの運賃

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c. メトロバス

 

・システム概要

 

現在1,300台の車両を管理しており、そのうち1,000台(77%)がリフト付きである。リフトつきバスの導入は1980年から開始した。

現状では全ての路線がリフト付きでないため、コールイン(call-in)サービスとして、ニーリングバスを前日に乗りたい路線について予約をしてもらうシステムがある。

1998年に購入した車輌より、ボイスアナウンスレーターを導入した。これはGPSを搭載し、停留所に接近したら車内で案内する設備で、音声とディスプレイ両方で停留所への接近が表示される。

現在は300ヶ所の停留所で対応しているが、将来的には全てに設置する。これはADAの基準で求められているものではないが、より利用しやすい公共交通を提供するためのWMATAのスタンスとして取り組んでいる事業である。日本では運転士がスイッチを入れて車内放送を行うが、ワシントンにおいては、この自動装置がついていないバスではオペレーター(運転士)がしっかり実践するかどうかが課題になっている。実際に放送しない場合が多く、ボイスアナウンスレーターの整備は急務である。

こうした問題がある点からもオペレーターの教育が重要になっている。ハード面だけではなく、人的対応によりアクセシブル化を進めることが重要である。現在バスオペレーターは常勤、パートを含め2,300人在籍している。「標準バス運行プロセス」という研修プログラムを重視して取り組んでいる。その中で、高齢者・障害者への対応(車いすへの対応、リフトの使い方、様々な障害への対応)が示されている。また、リフト使用時の援助方法、料金の収受方法、緊急時の対応なども含まれる。バスからの乗降については図説で全員に学ばせると同時に、ロールプレイを取り入れている。全てのオペレーターはADAを学ぶことになっている。

 

 

 

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