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図2-4-4 グリーンラインの新型低床車両(プロトタイプ段階)

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b. バス

 

・リフトバス

 

新しいMBTAバスはすべてが車いす対応のリフト付きである。また、リフトバス専用路線(Dedicated Lift Bus Routes)も増加している。

リフトバスを利用する際、事前の申し込みは不要である。バス停で待つだけで利用が可能である。しかし、現段階では事前の照会がないと、希望の時間にリフトバスが来るかどうかは確証できない。そのため、コール-ア-リフトバスプログラム(Call-A-Lift Bus Program)を通じて、乗車日前日の午後1時までに、電話で予約し、予約した時間にリフトバスを配車することで対応している。

 

・ニーリングバス

 

MBTAはおよそ900台のニーリングバスを有している。このバスはステップの昇降が困難な人がバスの乗降を容易に行えるよう、バスの右前部角が10.2センチ下がり、床の高さを歩道や車道に近づけるものである。

 

c. 通勤鉄道

 

駅全体のうち75駅が常時車いすで利用でき、2駅は臨時にアクセシブルにすることが可能である(写真56)。現在、多くの駅で改造工事が行われている。通勤鉄道車両のほとんどがアクセシブルで、アクセシビリティ・シンボルマークがつけられている(写真57)。最近製造された2階建ての車両は、それぞれが車いすの固定用具装置を4つ備えた、車いす用スペースを有する。さらに、乗務員が停車駅をアナウンスすることになっている。

 

 

 

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