表2.4.2-2　軽量化ホームドア　撓み量測定結果(2)

　

(2)　薄板形ホームドア

前述の(1)と同様に、荷重980N/m(100kgf/m)を100%として、まず水平方向に25%、50%、75%、100%の荷重を薄板形ホームドアに付加、除去し、さらに125%まで荷重を上げて測定した撓み量とドア開閉動作状況を表2.4.2-3に示す。

撓み量を軽量化ホームドアの結果と比較すると、薄板形ホームドアの方が、同じ荷重に対しての撓み量は多い。

100%の荷重を加えた場合、ドア先端部Aで111mmと大きく撓み、荷重除去後もAで10mm、ドア支持部Bで4mm、戸袋支持部Cで3mmの撓みが残ったが、ドア開閉は可能であった。

さらに荷重を125%に上げた場合、ドア先端部Aで132mmと大きく撓み、荷重除去後もAで18mm、ドア支持部Bで8mm、戸袋支持部Cで6mmの撓みが残り、ドア開閉動作に支障が出た。

　

表2.4.2-3　薄板形ホームドア　撓み量測定結果

　

以上から、薄板形ホームドアは、撓み(変位)の残存により、繰り返しのドア開閉動作においては支障をきたすことも考えられ、今後の実用化に向けては材料の選定、板厚など、改善が必要である。

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