日本財団 図書館


特にひな人形は地域や保護者に喜ばれ注文殺到となり嬉しい悲鳴だった。

地域ボランティア事業として山まゆメンバーの竹本さんに来ていただき、地域の方々に手織機講習会を開いたり、安佐北区の17館の児童館指導員にも講習してもらったりして多くの方々に喜んでもらった。

 

活動の成果

子ども達が蚕を飼育して絹糸を紡ぎ、布を織ることの体験を通して、昔の産業を伝えると共に、情操教育や科学的な観察の養成、また生命の尊さや、自然を守ることの大切さを少しでも体験させ感動の場を与えることが、出来たことは何ものにも変え難い喜びである。また、同好会の方々、地域のお年寄りも孫達に伝えたいと一生懸命指導して下さり、地域との交流が深まったことや、物質面、精神面共々生きた学習が出来たことに感謝している。

 

今後の課題

家蚕(蚕)から天蚕(山まゆ)を中心にして、山まゆ同好会からいただいた卵を孵化させ、館庭にあるドングリの木で飼育させたいと願っている。

これは人工で育てることから自然孵化の体験をさせながら、昨年の数々の教育的効果をさらに深め、子ども達の心に愛の尊さを体感させたいと切望しているからである。

 

070-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION