日本財団 図書館


ハ(活動の予定)

039-1.gif

 

活動の成果

平成9年から乳幼児を持つ母親たちの子育ての不安や心配ごとを少しでも和らげ、地域に子育てを語り合える場として『子育て学習会』を毎月一回企画しました。単なるおしゃべりの場でなく、子どもの成長に伴い親が悩む事柄やこどもの心身の発達を学びながら、親同士が語り合える場としました。アドバイザーには元保育園の園長先生が豊富な知識と体験談を交え話してくださるので、母親たちにとっては貴重な場となっています。またこの学習会が参加する母親たちから人気を集めているのは、託児つきであるということです。一時でもわが子から離れ、学習に集中できリフレッシュを図ることができるからです。託児ボランティアの方々にとっては母親たちの悩みは、ついこの間自分が悩んだことでもあります。よき相談相手、励まし手にもなっています。託児ボランティアを通じて地域での子育ての輪が広がっています。

また、ジュニアリーダーの育成については、中高生自身の要求を実現していくことを柱に子どもたちへの援助者として接することの楽しさを知る機会となりました。もりのキャンプ実施後のアンケートに「リーダーは大変だったけれど楽しい役割だと思いました。わたしは来年もやりたいです。」とありました。

多感な思春期の彼らが大勢の子どもや大人たちと出会える機会を通してその存在が必要とされる立場と責任感や達成感と充実感を充分味わっていたようです。

 

今後の課題

託児ボランティアについては、孤立しやすい子育て環境を地域の中で一人でも顔見知りの人間関係を築き、地域で安心して子育てができるよう発展させていきたいと思います。そのためには、幼児サークルを卒所する母親を中心にPRに努めて行き、託児ボランティアの登録数をふやしていきたいと思います。またジュニアリーダーについては、小学生時代に味わった遊ぶ喜びから、援助しながら遊ぶ楽しみへボランティア活動を通じて変化していけたらいいのではないだろうかと考えます。そのためにも、中学生がより居心地の良い場所として集えるよう、彼らの心の声をより多く感じ、楽しめる企画を一緒に作っていきたいと考えています。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION