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-'99年度地域ボランティアコーディネーターの育成事業実施趣旨-

 

児童館は、子どもの遊びの機会と場を保証し、心身の健全な発達と情操の陶治を目的として活動してきました。しかし、子どもを取り巻く環境は複雑化し、福祉課題が増加する中、子どもの健全育成活動の輪を地域へと拡げていく必要が生じて来ました。

児童館が、児童の予防的な福祉を増進するために、単に「遊び場」機能にとどまらず、地域のさまざまな人との交流を通し、豊かな生活体験や社会体験を積むことは、子ども自身の自立(律)力を養うだけでなく、健全育成活動の輪を地域へ拡げ、児童館活動を支援するボランティアを育成することに繋がります。

本事業は、子どもを核とした児童館プログラムに、地域住民の参加・協力を得、子どもの体験を豊かにするとともに、地域住民のボランティア促進を図る、「地域ボランティアのコーディネーター」としての児童厚生員の役割の充実を促進することを目指すものであります。

 

この報告書は「'99年度地域ボランティアコーディネーターの育成事業」に取り組んだ児童館からの報告をまとめたものです。

 

 

 

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