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地域子育て支援センター「たんぽぽ」現場の声

 

*「たんぽぽ」が開設されて4年目を迎え、ようやくこの事業に対しての理解も得て活動を進めることができるようになってきた。午前中ではあるが、毎日の開放、保育園との連携、いろいろな事業に対する設置者の協力と援助、地域での理解等々。一日一日、実際にやってきたことの積み重ねが、とても大切なことだと思った。

*利用してくださる方には、利用時間・利用内容・掃除・かたづけなどを自主的に選んだり、やっていただけるよう対応に努めている。以前は、戸惑ってスタッフになにをしたらいいか聞いてくる方もいたが、最近では利用者同士で声を掛け合い、良いコミュニケーションの場になっている。

*利用者の増加に伴い、利用のマナーや保育園の園児との関わりなどで問題が生じることも多い。多様な家族、多様な保護者、多様な子どもの姿があることを認識し、それぞれを尊重しながらひとつひとつの問題を一緒に考え解決していきたい。保育園の保育士とも日頃からよく連携をとりあっていくことが必要だ。

*子育て支援とは、ある意味で親支援でもあるといえるのではないか。親子で楽しめる場を提供することはもちろん、いつも「○○ちゃんのお母さん」ではなく個人としての自己達成の場も提供していきたい(母子分離講座等)。

 

 

 

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