その自然に習い、次の世代のために、我々人間も伝えていくことがあります。自然の中で生きている、自然に一番近い子どもたちにいつまでも輝いていてほしいと願わずにはいられません。子どもは、自分を見つめ直すために授けられたものなのかもしれません。大人の我々が本当の意味での大人として成熟していくためにも。
子育ては、家族の力を合わせてやっていく。という「大きなおうち」になった保育園の中で、子育てを伝承するあたたかい年寄りがいて、母性でおおらかに包み込みながら、父性で仕切っていく場面を持つというきめこまやかな機能をもって、これからもこの事業を地域と共に深めていきたいと思っています。
*我々の保育を見直し、基本を見つめ直すこと
*きめの細かい日本の保育の良さを生かし、いつも素敵な保育者の心からの自然な笑顔を持って関わること
*費用の工夫…安くて、準備が簡単、誰でもできるものを考えること
*常に基本にエコロジー感覚を入れ、伝えること
*自然と一緒、季節を楽しむこと
これらの課題をさらに考え、実践したいと考えています。
「子育て支援たんぽぽ」の事業が、時々地方新聞の記事として載ります。新聞は、親が外へ出ていかなくとも届くことから有効な伝達手段ですが、まだまだ利用者に知らせることの工夫が必要だと思います。数多く訪れるというより、ここで救われる親子が一人でもいてくれればありがたいと思うのです。「おやつの前って手を洗うものなんですね」という、思わず漏らす言葉は、一生懸命が故に見えなくなったことを、確認して思い出させてくれた時にでてきました。