主催者の目論見はほぼ成功とみてよいのではないかと思います。
更に民間保育園の存在を、地域の中で知らしめ、親近感を持っていただく役割を果たしているともいえましょう。
今後の展望
当市の人口の状況を最近の3年間で見ると、毎年約3,000人が転入転出をしており、その中の何%かは乳幼児を持つ世帯なのかもしれません。またここ数年間は保育所入所希望が多く、本年11月初めで約100名の待機児がおります。
以上のような状況から、今後のあそびクラブの方向としては、育児支援センター的役割も果たしていけるようにする必要もあろうかと思います。
四つの保育園が各々、日常の保育をきちんと実施した上で、更にいくつかの地域活動に取り組むには、かなり努力や工夫が必要です。
保育園が住民にとって最も身近にある児童福祉施設であり続けるためには、今後も私たちのあそびクラブのように、地域の中へ進んで出向く活動を続けていくべきでありましょう。
そうしたことが情報開示の一つにもなり、世間からの評価にも耐え得る要素にもなると私は思うのです。
終りにあたり、このあそびクラブの活動を提唱し、今日まで継続してきた各園の園長の熱意と努力、更に四つの保育園の担当保育士の皆さんの、常にさわやかで心あたたまる働きとチームワークの良さが、あそびクラブ利用者の心のよりどころになっていることを特筆しておきます。