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それは、少子化時代を迎え、保育園の役割が重要性を増すなかで、保育園独自で取り組む事業が増加することを意味しています。現在、国のセンター小規模型の担当者配置は、1名になってますが、当園は常勤2名が担当しています。参加人数が増え、とても1名では対応できなくなってきています。保育園は、通常保育から枝がわかれ、業務が細分化されてきていますが、様々な事業の安定した運営ができなければ保育園の存続自体も難しくなります。

センターの広報活動は、園の園児募集ではなく、保育園と育児中の人が子育てについて一緒に考える初めの一歩になります。大人も子どもも友達をつくりたい、つくる場がほしいと望んでいます。たくさんの人との出会い、話し合い、悩みの糸口をみつけ、一人ひとりが自分は大切な存在だと気づいて生きていくことを保育園を通して感じてくれればと祈っています。

保育の方向性を見失うことなく、園の保育目標である「生涯の心身の健康の土台は、今、未来に歩む子どもたちの生きた保育」を念頭に人との出会いを大切に育てていくのがセンターの果たす役割だと思います。そして、今の時代に対応した保育園であると共に、子どもたちの未来を考える保育園であり続けたいと思います。

 

 

 

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