保健医療福祉、保育、教育の基本理念、原則には外国人、日本人に大差はない。しかし、さらにその個別性、多様性、異なることを認める相互理解が大切である。子どもがお互いに文化を尊重しあい、「異なること」によって差別されないように配慮する必要がある。すべての保健医療福祉、保育、教育関係者はまず、子どもの国際化の現状を知り、そして子どもにとってやさしい、多様性のある社会を構築していく責務があるといえるのであろう。
父母の国籍(出身地)別出生児数の年次推移
資料:厚生省大臣官房統計情報部「人口動態統計」より筆者作成
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