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主要な相手国/地域別に、海上コンテナ貨物の最多輸出品目、船積み港、船積み港までの輸送手段、積み替え港について整理すると、以下の通りである。

台湾への輸出においては、機械関係を中心に北九州港において船積みしている事業所が3カ所、食料品及び動物を中心に博多港で船積みしている事業所が2カ所ある。「プラスチック」や「その他の化学製品」を輸出している宮崎県の事業所は、細島港で船積みしており、その他、神戸港を利用している事業所もみられる。いずれの港についても、そこまでの輸送手段はトラックである。

北米への輸出においては、船積み港として博多港を利用している事業所と、神戸港を利用している事業所が2カ所づつある。博多港への輸送手段はトラックであるが、神戸港を利用している2事業所のうち一方は、内航船を利用している。また、博多港利用のうち一方のケースでは、シンガポールで積み替え(トランシップ)が行われている。

中国中部への輸出については、宮崎県、大分県に立地している事業所は北九州港を利用し、熊本県に立地している事業所は博多港を利用している。

韓国への輸出では、熊本県の事業所は博多港を、大分県の事業所は地元大分港を利用している。香港への輸出でも、熊本県の事業所は博多港を利用しており、宮崎県の事業所で志布志港を利用して紙類を輸出している事業所がみられる。

 

表5-3-2 回答事業所における海上コンテナ貨物の輸出ルート

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注)「中国中部」の欄に記載されている輸送量は、「中国」全体向けの輸送量

資料)国際物流に関するアンケート調査

 

 

 

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