小売業年間販売額を、従業者1人当たりおよび売場面積10?当たりでみると、いずれについても全国をかなり下回っており、九州全体と比較しても少ない。このことから、調査対象4県の小売業は、店舗規模が小さいだけでなく、販売効率も低いことが分かる。
表2-1-12 調査対象4県の小売業の販売効率(1997年)

資料)商業統計表(通商産業省)より(株)三和総合研究所作成
調査対象4県の大規模小売店舗数は1,230店、売場面積は約308?である。小売業全体に占める大規模小売店舗のウェイトは、店舗数でみると九州全体と同じであり、全国とも大差ないが、売場面積でみると小さい。
表2-1-13 調査対象4県の大規模小売店舗(1997年10月)

資料)全国大型小売店総覧(東洋経済新報社)より(株)三和総合研究所作成
1985年から97年にかけての調査対象4県の小売業の動向をみると、商店数は減少しているが、従業者数は微増、年間販売額と売場面積は順調な増加傾向にある。
各県とも、調査対象4県合計とほぼ同様の動きを示している。
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