日本財団 図書館


3]卸売・小売業の動向

1)卸売業

調査対象4県の卸売業商店数は約1.6万店、従業者数は約14万人、年間販売額は約9.8兆円であり、商店数では九州地域の39%を占めているものの、従業者数では35%、年間販売額では27%にとどまっている。これは、当地域の商店規模が小さいこと、福岡県に大規模な商店が集積していることに起因している。

県別にみると、商店数・従業者数・年間販売額のいずれについても、人口集積の厚い熊本県が最も多く、鹿児島県が僅差でそれに次いでおり、宮崎県が最も少ない。

 

表2-1-8 調査対象4県の卸売業(1997年)

025-1.gif

資料)商業統計表(通商産業省)より(株)三和総合研究所作成

 

調査対象4県の卸売業の商店規模をみると、1店当たり従業者数は9.1人、1店当たり年間販売額は6.2億円で、九州地域全体、全国と比べて共に小さい。特に、販売額規模は小さく、全国の約半分にとどまっている。

 

表2-1-9 調査対象4県の卸売業の商店規模(1997年)

025-2.gif

資料)商業統計表(通商産業省)より(株)三和総合研究所作成

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION