資料)「平成10年度全国輸出入コンテナ貨物流動調査」(長崎県)より三和総合研究所作成
(3) 利用港湾
長崎県にあっては、輸出入とも、93年と比べて、九州の港湾を利用する割合が高くなる一方、阪神、特に神戸港の利用割合が極端に低くなったのが特徴である。特に輸入では、神戸港の減少分が博多港及び北九州港に流れる結果となっている。
佐賀県にあっては、輸出では、93年と比べて、九州の港湾を利用する割合が減る一方、阪神地区の港湾を利用する割合が高くなっているのが特徴である。逆に輸入では、九州の港湾を利用する割合が高まり、阪神、特に神戸港の取扱割合が大きく減っている。
なお、前回調査以降、長崎港や伊万里港等にて、外貿コンテナ貨物の取扱いが開始され、集計結果が示されるようになったが、長崎港を利用する輸出入コンテナ貨物はまだ、ごく僅かなものとなっている。一方、伊万里港では長崎、佐賀両県で消費される輸入コンテナ貨物の5〜7%が利用されている。