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(2) 相手先別特徴

輸出では、長崎、佐賀両県を除く九州各県にあっては、アジアのシェアが最も高くなっている。これに対し、長崎、佐賀両県にあっては、いずれも北米のシェアが4割前後を占め最も高くなる一方、アジアのシェアが他県より低く2割台にとどまる。特に長崎県は、北米と欧州で輸出全体の約7割を占めている。93年と比較すると、両県とも輸出コンテナ貨物総量が大きく減少したものの、この傾向には大きな変動はない。なお、佐賀県においては、その他の地域(大半は南米)のシェアが高まっている。

輸入では、長崎、佐賀両県ともアジアのシェアが最も高くなっているのは九州他県と同様であるが、特に長崎県にあっては、北米が1割以下にとどまる一方、九州他県と比較してもアジアのシェアが高く、8割を超えている。その中でも中国のシェアは半数近くとなっている。93年と比較すると、両県とも輸入コンテナ貨物総量は増加するなか、アジアからの輸入量、シェアが増加しているのに対し、北米からの輸入量、シェアは減少している。

 

表2-3-7 外貿コンテナ貨物の相手先別輸出入量(1998年1ヶ月値)

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