資料)「工業統計表(平成8年)」(通商産業大臣官房)、「平成10年度全国輸出入コンテナ貨物流動調査」(長崎県)及び「平成5年度全国輸出入コンテナ貨物流動調査」(運輸省港湾局)より三和総合研究所作成
佐賀県における製造品出荷額等の主要業種をみると、食料品製造業、電気機械製造業で3割を超えるものの、それ以外の飲料・たばこ・飼料製造業、一般機械器具製造業、金属製品製造業、金属製品製造業、窯業・土石製品製造業といった業種でも一定のシェアを有しており、比較的バランスの取れた業種構成となっている。
次に98年10月に佐賀県において生産された輸出コンテナ貨物の上位品目をみると、ゴム製品(ゴムタイヤ及びチューブ等)が最も多くそのシェアは35.0%となっている。次いで一般機械が26.4%(事務用機器では17.7%)となっており、この2業種で6割を超えている。以下、電気機器、金属製品、果実及び野菜、その他雑製品と続いており、これら上位6品目で8割を超えている。
93年11月に佐賀県で生産された輸出コンテナ貨物と比較すると、まず、輸出コンテナ貨物総量が2割減となっている。この要因としては、93年11月に生産された上位品目である一般機械の減少による影響が大きくなっている。一方、ゴム製品、一般機械、電気機器、果実及び野菜といった品目は前回同様、佐賀県の主要輸出品目となっている。