B. 電力制御装置
B-1 供試品のセットアップ
図182の電源短期変動イミュニティ試験と同一セットアップとする。
B-2 試験手順
(1) 供試品の電源をパソコンでコントロールされた電源変動試験機に接続する。
(2) 電流発生器から3系統の発電機入力に10mAの電流を入力する。
(3) 電源を1分遮断、1分通電を3回行ない、出力をリレー回路を介してパソコンに取り込み、出力の変化を確認する。また試験後の供試品の動作を確認する。
供試品の定格周波数は50/60Hzとなっている為、両方の周波数で試験を行なう。
(4) 誤作動が起きた場合は対策を施し、再度試験を行なう。
C. スピードコントローラ
供試品はバッテリーから電源を供給するものである為、電源故障イミュニティ試験は実施しなかった。
D. 油分濃度計
D-1 図52の電源短期変動イミュニティ試験と同一セットアップとする。
D-2 試験手順
(1) 供試品の電源をパソコンでコントロールされた電源変動試験機に接続する。
(2) 10ppmの試料水を流しておく。
(3) 電源を1分遮断、1分通電を3回行ない油分濃度の数値を記録する。
試験後の供試品の動作を確認する。
供試品の定格周波数は50/60Hzとなっている為、両方の周波数で試験を行なう。
(4) 誤作動が起きた場合は対策を施し、再度試験を行なう。
D-3 試験結果
定格周波数を50Hzにした時及び60Hzにした時の電源故障イミュニティ試験を行った。
その結果、動作に異常は見られず、性能基準Cを満足した。
試験後において、濃度表示が試験スタート時の値になるまでに約5分を要したが、これはメーカーによると電源を入れてから正常な濃度表示に要する時間は5〜10分であるとの説明であった。
10.6 サージイミュニティ試験
A. ナブテックス受信機
A-1 図54及び写真18にセットアップの状況を示す。
平成10年度で誤作動対策を施した供試品を使用して試験を行なう。
(施した対策内容 : BK線を0.047μFのセラミックコンデンサでバイパス)