対策例に対する出力変動の結果をまとめるとつぎのようになった。
・EMIフィルタの挿入による対策(対策例2〜4)
アクチュエータ出力端子及びアナログ出力端子に3種類のEMIフィルタを挿入した。
結果: 対策無し(対策例1)に比べると十分な効果はみられなかった。
・フェライトコアによる対策(対策例5)参照図47、図48
アクチュエータ出力/アナログ出力線である4芯ツイストペア線にフェライトコアを挿入した。
結果 : 効果が大きく現れ、出力変動がほとんどなくなった。
アクチュエータ出力及びアナログ出力の変動は対策例5の場合のみ基準内(アクチュエータ出力、アナログ出力共に0%)となった。そこで対策例5にしたがってすべての信号線をそれぞれ単独に試験印加電圧を印加し、さらに、すべての信号線を一つに束ねて試験印加電圧を印加した。表25及び図47、図48に結果を示す。