2]挿入個所、挿入方法の違いによる出力変動の変化
表22の挿入例5〜8はリレー回路廻りの各信号線にフェライトコアの個数及び挿入方法を変えて試験印加電圧の影響を調べたものである。図42〜図43にこの場合の最大変動値の変化を示す。
この結果、挿入例8の挿入位置、挿入方法がもっとも試験印加電圧に対する影響が小さく、出力変動が少ないことがわかった。また、フェライトコアの挿入方法は挿入方法A(スルー)よりも挿入方法B(1回ループ)の場合の方が効果が大であることがわかった。したがって挿入例8に示す挿入位置、挿入方法でスピードコントローラの伝導無線周波数妨害イミュニティ試験を行なうことにした。