日本財団 図書館


062-1.gif

写真12 電力制御装置のセットアップ状況

 

(1) 電源線に印加する場合のセットアップ手順

・電波暗室にアルミ板でグランドプレーンを形成する。

・厚さ0.1mの絶縁板を置きその上に供試品を設置する。

・電源線はM2CDN(2回路用)を介して電源に接続する。供試品の電源とM2CDN間のケーブルの長さは0.3mとし、M2CDNの信号入力に試験装置の信号出力を接続する。

・供試品のアースはM1CDN(1回路用)を介してグランドプレーンに接地する。供試品とM1CDN間のケーブルの長さは0.3mとし、M1CDNの信号入力は50Ωの負荷抵抗で終端する。

・周波数範囲が違った2種類のCDN(10kHz〜150kHz及び150kHz〜80MHz)を使用するため、試験周波数150kHzにおいてCDNを切り替える。

・供試品の3系統の発電機入力に電流発生器を接続する。

・供試品の出力をリレー回路を介してパソコンに接続する。

(2) 信号線(発電機入力線、リレー入出力線)に印加する場合のセットアップ手順

・電波暗室にアルミ板でグランドプレーンを形成する。

・厚さ0.1mの絶縁板を置きその上に供試品を設置する。

・電源線はM2CDN(2回路用)を介して電源に接続する。供試品の電源ユニットとM2CDN間のケーブルの長さは0.3mとし、M2CDNの信号入力は50Ωの負荷抵抗で終端する。

・供試品のアースはM1CDN(1回路用)を介してグランドプレーンに接地する。供試品とM1CDN間のケーブルの長さは0.3mとし、M1CDNの信号入力は50Ωの負荷抵抗で終端する。

・EMクランプに信号線を挿入し、EMクランプの信号入力に試験装置の信号出力を接続する。

・信号線はグランドプレーンから0.03m〜0.05mの高さになるように絶縁物のスペーサで調整する。

・供試品の3系統の発電機入力に電流発生器を接続する。

・供試品の出力をリレー回路を介してパソコンに接続する。

B-2 試験手順

(1) 電流発生器から10mAの電流を供試品の3系統の発電機入力に入力し、動作状態にする。

(2) 信号線の各系統別に束ねて同時に印加する。最大電圧まで印加し、その後、それぞれ単独で印加する。

(3) 表14に示す試験条件で試験を行ない供試品の出力をリレー回路を介してパソコンに接続し、記録する。

(4) 誤作動が起きた場合は対策を施し、再度試験を行なう。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION