【療護施設、障害あり】
「学習する」18%、「自ら行動する」18%、「情報を集める」19%と、「仲間づくり」18%、「声を出し知らせる」13%と、ここでも86%の高率を示している。
グループによって「学習する」の順位が大きく違うのは、直面する生活実感の差が顕著に現れた結果と考えられる。【個人】グループでは、自らが積極的に働きかけることがより重要であることを日常の中から自覚している様子がうかがえる。ただし、そう感じることが、実際にそうしているかどうかとは必ずしも一致しないのではないか。本調査では明らかではないので、改めて調査をしてみる必要がありそうである。【療護施設】で「情報を集める」「学習する」が高率になっているのは、規則でがんじがらめに縛られ、積極的に行動したり、発言することが困難な環境に身を置く中で、選択の余地がない状況が推察される。