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【療護施設、障害あり】

親と同居が4%、夫婦と子供が3%、単身が4%、等の数値は、元々の生活形態を記入した人と、入居者が友人に回答協力を依頼したケース等が混在している可能性がある。

 

【療護施設、障害あり】

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(2)使用している道具

 

Q19 以下にあげる道具で使用しているもの全てに○をつけて下さい。

1]義足 2]義手 3]クラッチ 4]松葉杖 5]補装靴 6]手動車椅子 7]電動車椅子 8]電動三輪 9]その他

 

19.以下にあげる道具で使用しているもの全てに○をつけて下さい。

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【個人】

「手動車椅子」91%、「電動車椅子」20%、「松葉杖」6%、「補装靴」4.9%、「クラッチ」3.6%、「電動三輪」1.7%。圧倒的に手動車椅子の使用が際立っている。住宅事情だけでは理解できない数字である。

 

【作業所】

「手動車椅子」69%、「電動車椅子」28.9%、「補装靴」13.7%、「松葉杖」12.6%、クラッチ」5.8%、「電動三輪」3.4%、「義足」3%。

 

【療護施設】

「手動車椅子」69%、「電動車椅子」38%、「補装靴」13%、「松葉杖」7%、「クラッチ」5.8%、「電動三輪」、「義足」共に2%。療護施設で電動車椅子の使用率が高いのは、施設内の環境に負うところが大きいと考えられる。施設内は車椅子で走るのに適した環境であり、かつ手動車椅子で走るには広すぎる。また職員は移動介助には使えないところがほとんどである。したがって施設内で移動するためには電動車椅子が最も適していることが数字の結果として読みとれる。

多少の差はあるものの、肢体障害の多くは手動車椅子を使用する傾向にある。やはり「電動車椅子は体力が落ちる」との呪縛にとらわれている人が多いことを示していると考えられる。

 

 

 

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