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1995年3月JoyProject発足当時は、夢は大きく、成算は皆無であった。

最初に我々の『夢』を理解し、協力を申し出て下さったのはオフィス・ボウのディレクターK氏であった。彼の変わらぬ支援が今日につながった。

さらに、我々の申し出を快く受け入れ支援して下さったのがキリン福祉財団であった。通常単年度助成が常識である中で、1995年度、1996年度と複数年に渡り、しかも異例の高額なご支援を賜った。

次に1996年度から3カ月年に渡って日本財団ボランティア支援部の長期に渡る支援をいただき共同研究事業として『新システム車の早期導入と普及』を目指して活動を展開することが出来た。

1997年4月28日我が国で初めての『電動車椅子のまま乗り込み、ジョイスティックコントローラーで運転できる車』が認可された。

1998年8月4日ジョイスティックコントローラー運転免許の交付を受ける。

『車』と『免許』については成功を納めたと言える。しかしこれはあくまでも扉を開いただけであり、これまで運転することが出来なかった多くの仲間に『夢』を提供はしたが、『現実的な移動の道具』にはなり得ていない。

さらに普及に向けた活動を展開する上で、多くの仲間のニーズの把握が不可欠である。1998年後半から1999年3月末にかけて10,000人アンケートを実施した。

JoyProjectの社会参加の促進に向けた熱意を理解して下さった「運輸省」と「社団法人日本自動車工業会」から、異例の『後援』名義を戴き、全国を網羅した調査を実施することが出来た。

今後この結果を踏まえ、『新システム車の早期普及』を目指し、活動を継続したいと考えている。

なお、これまでの活動及び、アンケート実施に際しご協力下さった多くの団体、個人の皆様に、改めて感謝の意を表したい。

 

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