2] 利用実績について
本テレビ会議システムの平成10年度の利用回数は前年度より減少しているが、これについては、テレビ面接システムの利便性や有効性の広報・周知が不足していたことが原因の一つとして挙げられる。本システムは運用を開始して2年目であるが、昨年度は導入初年度ということもあり、特許庁やシステムを設置した通商産業局から出願人等の利用者に向けて利用喚起のPRを頻繁に実施していたが、本年度はテレビ面接の目新しさという初物効果が薄れてしまったことが原因として考えられる。利用者へのさらなる積極的な広報を実施し、また、特許庁や通商産業局職員に対しても利用促進を周知することで、テレビ会議システムを利用した面接審査の件数も増加する可能性が充分に考えられる。
3] ペーパーレスシステムとの連携の可能性
システム的には、テレビ会議システムと特許審査のためのペーパーレスシステムと連動させる案も考えられるが、実態としては、出願者と直接面接する審査とペーパーレスシステムを利用して行う審査はレベルが異なり、面接審査の場合は事前に充分調査検討を行っているため、その場でペーパーレスシステムを頻繁に検索するようなことはないとの意見もある。また、企業の出願者が企業側で導入しているテレビ会議システムから接続してくることを考慮すれば、審査中の特許出願情報を含むペーパーレスシステムとは、セキュリティ管理上、分離している方が望ましいと考えられる。