日本財団 図書館


資-14 ハリケーン災害における米国自然災害情報センターによる災害アトラスの作成

 

1998年の10月27日から11月1日まで中米カリブ海沿岸地域を襲ったハリケーン・ミッチは、死者・行方不明者1万8500人という大被害をもたらした。アメリカ地質調査所の自然災害情報センター(CINDI)はホンジュラスに災害救助隊を派遣し、災害アトラスを作成した。被災地の厳密な地図は、救助作業以外に、復興計画の策定にも役立てられている。この作業には、ESRI社が災害救助ボランティアとして参加し、ホンジュラス用のプロジェクトファイルや50枚のデータレイヤを提供したほか、各地から集められた災害情報をGISで統合・整理し、災害アトラスに用いる地理情報データセットの開発に携わった。

この災害アトラスは、現在もUSGSホームページで閲覧することが出来る。ホンジュラスの地滑り被害状況、ハリケーンによる総降雨量、被災前・被災直後の環境変化など、ハリケーン・ミッチが当該地域に与えた被害を示す様々な地図画像をJPGファイルでダウンロードすることも可能である。

(http://cindi.usgs.gov/events/mitch/atlas/index.html)

 

図表ハリケーン・ミッチの軌跡

116-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION