朱器と作家の器を扱う東京渋谷の専門店「シュラクコレクション」(03-3440-3963)でも、年齢、性別に関係なく焼きしめのビアマグが売れています。ビールがおいしくなるという噂を聞いて、まず600円程度のものを試しに買い、その後手作りの1500〜2000円のものに手を伸ばす消費者が多いといいます。サカイヨウジロウ店長は「日本酒ブームでぐい飲みが注目されるように、味の違いが分かるという理由で器にも関心が向けられている。カクテルグラスのような2、3mmの厚さのグラスを使うと口当たりがよく、陶器とは別の味わいが楽しめる」と話しています。