5.8 検討すべき技術要件
5.8.1 ネットワーク
国際間EDIの使用ネットワークとして、以下の3種類が考えられる。
● VAN間接続
● インターネット
● エクストラネット
(1) VAN間接続
1] 開発コスト
企業間のデータ転送はVANを通じて行われるため、センター機能の必要はない。そのため、開発費用は安くすむ。
2] 運用コスト
VANはデータ量に応じた課金体系の為、データ量が多くなれば運用コストがかさむ恐れがある。
3] セキュリティ
閉じられたネットワークのため、データの改竄、盗聴などの恐れがほとんどない。
4] 送達確認
VAN事業者が提供する送達確認機能によって、容易にデータの送達確認ができる。
5] 導入のし易さ
既にVANを利用しているユーザにとっては、既存環境がそのまま使用できるため導入がしやすい。一方、新規ユーザにとっては、通信手順等の準備が必要なため、必ずしも容易とは言い難い。
(2)インターネット
1] 開発コスト
各国の入り口にゲートウェイを設けるのが最善の方法といえる。そのため、ゲートウェイ構築費用がかかる。
2] 運用コスト
時間課金もしくは定額で、データ量には関係ない。
3] セキュリティ
オープンなネットワークを使用するため、データの改竄、盗聴などの恐れがある。セキュリティはユーザもしくはゲートウェイ設置機関の責任で確保されなければならない。