2 火災が起きたらどうするか
自分の住んでいる家や自分の通っている学校が火災になったらどうしようかと考えたことがあるでしょうか。
火災は一人の手にはおえませんから、みんなが協力し合うことがたいへん重要です。それでは、どのようにするかといえば、「知らせること」「消すこと」「避難すること」の3つです。
この3つのことが早くじょうずにできれば火災の損害は少なくてすむわけです。
(1) 知らせること
○ まず、119番に電話すること。(119番のかけ方の項参照)
○ 「火事だ〜」と大声で何度も叫び、周囲の人に知らせること。
○ 声がでなかったら、手近にあるナベや洗面器をたたいて大きな音をだして異常を知らせること。
(2) 消すこと
ものが燃えるためには、木や紙などの「もえるもの」、火や電気などによって起こる「熱」、それから空気の中にふくまれている「酸素」という3つのものが必要で、これを「燃焼の3要素」といっていますが、この3つのものがそろってはじめて燃えるわけです。したがって、この3つのうちの1つを取り除けば火が消えます。