■ 少年消防クラブの活動について
クラブ活動の計画をたてるにあたっては、毎年4月の新学期に入ったら、まず、どんな活動をどのようにすすめたらよいかをみんなでよく討論して、できあがったものを、クラブ活動を指導してくれる学校の先生や消防署、消防団の指導者のおじさんなどとよく相談し、アドバイスを受けて固め、その計画に従って積極的に活動しましょう。
クラブ員は、クラブ活動を通して、消防のしくみや防火の知識などの理解を高め、また、それに関するしくみや活動の体験をかさねていきましょう。
しかし、クラブ員だけが火災予防などの知識や技術があっても、それは国民全体のほんの一部分の人がもっているにすぎないものです。したがって、研究や体験した知識、技術などを家族やお友だちなどに知らせて、一人でも多くの人が火災予防と災害防止に努力するよう働きかけるのも私たちの大切な役割(活動)でもあるのです。
次に、クラブ活動の内容の一例を挙げてみましょう。
1 学習
(1) 花火の取り扱いについて研究する。
(2) 消防の歴史について学習する。
(3) 木材や油類の発火点、引火点について調べる。
(4) 湿度、風速と水災との関係について研究する。
(5) フェーン現象とはどんなことかを勉強する。