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2) 現場外生物学的環境修復手法

現場外手法は、汚染された砂浜を掘削したり、他の場所に移して処理する方法です。現場手法に比べ、より早く、より管理しやすく、より広範囲に砂浜を処理することができるのが特徴です。これには、次のような工法があります。

1] イントリンジック レメディエーション(自然修復)

汚染された砂浜および地下水の中を、浸透した雨水や酸素によりに自然に処理する方法で、人が機械などを使って処理するものではありません。

2] ランドファーミング

囲いの中に約20cm程度の厚さに汚染された砂を撒き広げます。この砂から汚染した水を取り出し、この砂を定期的に耕うん機等で掘り返す方法です。必要に応じ栄養剤と水を加えます。

3] コンポスティング

汚染した砂に干し草などを混ぜ、約2mの高さに積み堆肥化した中に、酸素を供給する方法です。

4] エアスパージング

地下水面より下に汚染された物がある場合に適した方法です。地下水の中に直接空気を注入し、泡となって流れる空気で汚染物を取り除くとともに酸素を供給します。

 

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汚染土積み上げ機械の例

 

 

(2) 岩場の処理

生物学的環境修復手法を利用する方法として、汚染した岩場に栄養剤等を直接撒布する方法があります。この場合、水中の栄養状態が高まり、水質に変化をもたらすことも考えられます。

なお、岩場では足場を作るなど作業をしやすくする必要があります。

 

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処理後の岩場のイメージ (出典:海洋油流出対応;ITOPF)

 

 

 

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