私の視界が開けそうだ。三ヶ月半、抱えてきた私の曇りが、消えていきそうだ─。

お天気雨のとき、草木は一番嬉しそうに見える。日光も水分も程良く与えられて。…私たちもきっと同じだ。命の倫理と医学の進歩の両方を与えられて、自分の残酷さと罪深さを自覚した故の後悔すら、与えられた糧なのだ。成長していける。私たちはきっと。
白菊会の皆様、関係者の皆様、そして御体を貸して下さったおばあさん、私たちに与えて下さって本当にありがとうございます。
もう、どのように表現すれば良いのか分かりません。ただひたすら首をたれる思いです。私は、まだ拙くて未熟で、やっと歩き出したところですが、どうぞ時折戒めながら私たちを見守って下さい。
私たちはお天気雨の中を歩いていきます。