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チャリティゴルフコンペ等を実施する等数多くの活動を本部、部署が一丸となり積極的に推進した結果、平成10年度は前年の6倍を上回る210万円の募金をいただくことができ、大変有り難く、ここに改めて募金にご協力いただいた方々に対し、深甚の感謝とお礼を申し上げる次第であります。

平成11年度は、更に積極的な募金活動を推進して、不足している救難資器材の購入資金等の支援を実施していくこととしています。

 

5 関係者の水難救済会に対する意識について

 

(1) 第一線の担当者が漁協やレジャー関係者と頻繁に接触して、水救会の崇高なボランティア精神につき説明したところですが、救難所設置に反対する人はおらず、特に、未整備地区においては「何故いままでそのような組織がなかったのか」との発言が多く、この人達が中心となって救難所の設置や中核組織の構築に積極的な行動を示してくれましたことを特筆したいと思います。

 

(2) 地域によっては、漁協関係者とレジャー関係者との海域利用問題で感情的なしこりもありましたが、人命救助という崇高な使命を十分理解していただき、未加入のレジャー関係者の参加が見込める状況に変化してきておりますことは、誠に喜ばしいかぎりです。

 

6 今後の作業方針

 

組織改編の期限が間近に迫ってきておりますが、現時点では、各県水難救済会や各県支部共に財政基盤も脆弱で早急な公益法人化が困難と判断されるところから、先ず任意団体として独立し救助実績の積み重ねはもとより、広く地域住民に対し水救会の活動状況を積極的にPRして、関係自治体等から補助金等の増額や新規の交付について引き続きご理解を得るための努力を継続して、将来的にはNPO法に基づく認証団体か社団法人に移行できるように、関係者と連絡を密にしながら諸作業を粘り強く推進していくこととしています。

 

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佐賀県水難救済会設立総会

 

 

 

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