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(顕彰会表彰受賞者の功労概要)

○ 北海道支部枝幸救難所

平成9年10月14日夜、枝幸漁協漁船「第88栄山丸」がサンマ漁を終え山臼漁港へ帰港中降雨のため進路を誤り沖合の暗礁に乗り揚げた。救助要請により小川救難所長は所員を非常呼集し、駆け付けた7名とともに各自所有の漁船で荒天の暗夜現場に急行、自己の危険を顧みず4名全員を救助したもの。

○ 千葉県水難救済会小湊救難所

平成9年9月12日正午頃、台風の影響下小湊海岸で男性2名が高波にさらわれた。漁民が沖合に流されている2名を発見、小湊漁協に駆け込んだ。同所に居合わせた救難所員が現場で漂流者を確認し、所長に報告、救難所員に出動指令を伝えた。指示された3名の所員は荒天下高波をついて救助船で出動、陸上の見張り員と連携をとり捜索の結果漂流中の2名を発見無事救助した。

○ 木下 衛

(長崎県支部 稲佐救難所 救助員)

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○ 琉球水難救済会座間味救難所

平成9年12月27日午前、沖縄県座間味村阿嘉島から那覇に向った座間味村営の定期高速船「クインざまみ」が針路を誤り浅瀬に座礁し、船底の破孔から海水が浸水、112名の乗客が騒ぎはじめたが、その中にいた座間味救難所の副所長が乗客を静め救命胴衣を着せ救難所長に救助を要請した。所長は直ちに所員を召集、8隻の救助船で出動、沈没防止のため該船を浅瀬まで曳航し、8隻の救助船で乗客等116名を阿嘉港に運び全員を救助したもの。

○ 琉球水難救済会宮古島東急リゾート救難所

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