海難の救助と出動の状況

(地方事業部)

　

平成10年日本水難救済会傘下の救難所員が関与した海難救助活動の実績は次のとおりである。

　

1　救助出動実績(平成10年1月1日〜12月31日以下同じ)

　

過去5年間(H.5〜H.9)平均値との比較表

　

上表のとおり海難救助出動の回数は313回で、過去5年平均の228回に比し37%増加している。同様に救助人命は340名で20%、救助隻数は160隻で55%増加している。

これは、3年前から当会が推進している組織改編に伴う地方組織の活性化、空白地帯での救難所の新設等による救助体制の整備に起因するものと考えている。

　

2　船舶海難の出動、救助実績

　

　

救助船別にみると、新たに救難所として参加したところは漁業協同組合が多いことから、漁船による救助が昨年84件のところ134件と大幅に増加しているが、マリーナ等も多数救難所となったことから、プレジャー船、一般船舶も昨年6件、51件のところ、それぞれ13件、62件と増加している。

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