これらは、広報活動や海上標識機材の輸送手段の援助参加又は緊急復旧作業のために使用される。
ただし、洋上における灯浮標等の設置・交換作業等は、次の海軍艦船5隻が年間1〜2カ月作業に従事してくれ、また、必要があればいつでもすぐ出動してくれる。
(船名) (就役年月日)
PONZA 20.12.1988
LEVANZO 06.09.1989
TAVOLARA 28.02.1989
PALMARIA 19.05.1989
PROCIDA 14.11.1990
(主要目)
排水量 1,374トン
長さ×幅×深さ 56.7×10.0×2.4メートル
速力 13.5ノット
航続距離 1,500海里
(6) テレコマンド/テレコントロール・システムの構築について
335/85法によって出資された改良プログラムの徹底的な実施により、灯台及び海上信号の職務には高性能の機能を可能にした設備と器材が配備された。
すべての主要信号標識は、完全なオートメーション機能が整備された。副次的な信号標識は、すべて電動又はボルタ式光電気プラントですべて稼動する。
テレコマンド/テレコントロール・システムの構築と設置のため5年計画が現在進行中である。
システムの実現により、主要海上信号標識のオートメーション管理が可能になるであろう。(別図3参照)
(7) その他
イ 民間標識の指導
イタリア沿岸には、当局所管航路標識約1,000基のほかに、民間が設置する標識約1,000基の合計約2,000基の航路標識がある。
民間の標識については、日本と同じく認可なしでは設置できない。
ロ 新資源開発について
風力については過去に採用していたが効果がなかった。また、潮力については、潮高差が50cm位しかないので出来ない。
最近、太陽電池と風力の併用について2つのタイプで試験中であり、これがうまくいけば採用する計画がある。