海上信号と航行補助(専門機関の航海訓練と研修用教育活動も含まれる。)の国内ネットワークを考えた技術、兵站的機能の遂行に関する監督事務局の直属の組織。
海上信号の職務に関する第三レベルの保全活動はもとより、プラントの復旧作業、設置作業、それに伴う準備のための複合作業場と研究所施設を備える。
灯台職務のための各種器材倉庫の役割も果たす。
ハ 灯台地域司令部(Comandi di Zona Fari:C.Z.)
ラ・マツダレーナ、ラ・スペチア、ナポリ、メッシーナ、ターラント及びベネチアに本部が所在する。(別図1参照)
技術、兵站業務に際し、機能上は監督事務局に属する部局組織であり、後述の「実行組織」は当司令部の直轄となる。領土内の管轄地域における職務の円滑な遂行を保障する。
職務に関する第二レベルの保全、修復作業の実施に必要な複合作業場と各種器材倉庫施設を備える。
ニ 実行組織(Reggenze)
職務の地方実行機関であり、第一レベルの保全活動と1つ又は複数の信号業務を管理する。
現在、103が設置されている。(別図2参照)
(3) 職員
軍人、その他に大別され、その詳細は次のとおり。
・軍人 士官 28名
准士官 24
兵 20
計 72名
・その他(軍人ではないが国防省の職員)
第1グループ 第4、第5レベルの国防省の国家公務員であり、実行組織に配属された192名の技術者から成る。
第2グループ より雑多で第3から第8レベルにわたる労働者と職員で「監督事務局」、「灯台技術部」、「灯台地域司令部」に配属された190名である。
(4) 海上信号等
国内沿岸と主要港湾には940基に及ぶ海上信号と航海補助設備が整えられている。
設置状況は別表のとおり。
(5) 兵站補助
灯台及び海上信号業務遂行用に、次のものが装備されている。
ボート(10〜15m)及び筏 83隻
自動車 103台