(ウ) タンクのマンホールを開き、かつ、内容物及び危険性ガスを排出すること。
(エ) 貨物区画の内張板の一部を取りはずすこと。
(オ) 甲板被覆及び船底セメントの一部を取りはずすこと。
(カ) 木製船体主要部の固着くぎの一部を抜くこと。
(キ) 船体内部の適当な場所に安全な足場を設けること。
(c) 次に掲げる板厚計測の準備
(ア) 船体主要部のさび落としをし、かつ、厚さを測定できるようにすること。
(d) 材料試験の準備(初めて検査を受ける場合に限る。)
(e) 非破壊検査の準備
(f) 圧力試験及び荷重試験の準備
(g) 水密戸、防火戸等の閉鎖装置の効力試験の準備
(2) 機関にあっては次に掲げる準備
(a) 主機、補助機関、動力伝達装置及び軸系、ボイラ及び圧力容器並びに補機及び管装置の次に掲げる解放検査の準備
(ア) 内燃機関
1] シリンダカバーを取りはずし、かつ、ピストン及びシリンダライナを取り出すこと。
2] シリンダカバー、ピストン及びシリンダの冷却部を検査できるように解放すること。
3] クランク腕の開閉量を測定できるようにすること。
4] クランク軸の受金の上半並びにクロスヘッドピン及びクランクピンの受金を取りはずし、クランク軸を回転できるようにし、かつ、クランク軸とクランク腕との接合部を検査することが困難なものにあっては、クランク軸を持ち上げておくこと。
5] 排気タービン過給機及び掃気装置の内部を検査できるように解放し、作動部分を取り出すこと。
6] 作動に直接関係のある重要な弁を解放すること。
(イ) 蒸気タービン
1] タービン車室の上半を取りはずし、かつ、ロータを持ち上げておくこと。
2] 作動に直接関係のある重要な弁を解放すること。
(ウ) ガスタービン
1] タービン及び圧縮機の車室の上半を取りはずし、かつ、ロータを持ち上げておくこと。
2] 燃焼器及び熱交換器の内部を検査できるように解放すること。
3] 作動に直接関係のある重要な弁を解放すること。