2) コンテナ・ターミナル
高雄港には、No.1からNo.5までコンテナ・ターミナルが整備されている。このうち、コンテナ・ターミナルNo.1とNo.2は公共バース主体であるが、No.1ではWan HaiがNo.2ではOOCLが一部のバースを専用利用している。
No.3以降のコンテナ・ターミナルは、専用バースとして整備されている。No.3コンテナ・ターミナルは、APLとYang Mingが借り受けている。
No.4コンテナ・ターミナルは、中興商港区に整備されている。中興商港区は、摂津半島の基部が湾口として切り開かれた島部側にあり、海底トンネルでコンテナ・ターミナルNo.3横部と結ばれている。Evergreen、Sea-Land、Maersk、NYKが借り受けているが、MOLが借り受ける予定のNo.122バースは整備中である。
最新のコンテナ・ターミナルNo.5は、1995年から整備が開始された。No.77〜79バースは超大型船に対応した大水深15mバースである。No.77バースまで竣工しており、1998年末にHanjinが借り受けるNo.78バースが供用開始となる予定である。
コンテナヤードの全面積は293.5ha、蔵置能力は116,500TEUであり、面積では神戸港よりやや広く蔵置能力はほぼ同程度である(日本港湾協会『数字でみる港湾』によれば神戸港のコンテナヤード面積は258ha、蔵置能力は115,000TEU)。