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図表I-7-2 塩釜港(仙台港区)のコンテナ貨物の品目別取扱量(平成10年1月〜9月)上位5位

(単位:TEU)

 

輸出計 10,732

1. ゴム製品(タイヤ、中古タイヤ) 3,267

2. 機械(プリンター、ファクシミリ) 2,819

3. 日用品(フロッピーディスク) 1,400

4. 輸送機械 754

5. 紙・パルプ

 

輸入計 6,539

1. 動植物性製造飼肥料(牧草) 1,293

2. 原木(製材、建築資材,木材) 1,079

3. 木製品(組み立て住宅) 897

4. 日用品 505

5. 染料・染料合成樹脂他 427

 

移出計 3,560

1. ゴム製品(タイヤ、中古タイヤ) 2,323

2. 機械(プリンター) 911

3. 水産品(冷凍魚) 123

4. 日用品 86

5. 化学薬品 52

 

移入計 3,772

1. 麦(モルト) 1,051

2. 食料工業品(野菜冷凍食品) 547

3. 樹脂類(生ゴム) 522

4. その他機械 417

5. 原木 214

出所:宮城県土木部港湾整備課・港湾振興課資料より作成

 

コンテナ貨物取扱状況については、平成9年で外貿合計18,906TEU、内貿合計7,509TEUとなっている。外貿の輸出は9,006TEU、輸入は9,900TEU、内貿については、移出3,778TEU、移入3,731TEUとなっている。

コンテナ貨物の品目別取扱量(平成10年1月〜9月の上位5位)については、図表I-7-2のとおりである。輸出については、東洋タイヤ(株)の北米向け輸出、および福島の沖電気(株)のプリンターが上位を占めている。輸入については、仙台港サイロ(株)が北米から輸入する牧草、およびカナダからの輸入住宅が上位を占める。

 

(3) 地域間の物流フローと集貨体制への取り組み

1) 宮城県の海上輸出入コンテナ貨物の物流

平成9年度の横浜税関調査保税部調査統計課「輸出入貨物の物流動向調査結果(第10回)」によると、宮城県の海上貨物物流は生産地として重量6,600MT(全国シェア0.3)、金額5,295百万円(全国シェア0.8)、消費地として重量328,000MT(全国シェア2.3)、金額6,821百万円(全国シェア1.3)となっている。

物流フローの特色として以下の点がみられる。

1] 消費地として移入・輸入中心の物流である。

2] 宮城県内の取卸港としては石巻港と塩釜港で9割、積出港として両港で5割を占める。

3] 宮城県の主要な輸入品は重量・金額ともに石油・石油製品、天然ガス・製造ガス、木材・コルク製品などのバルクカーゴである。おもな輸出品は、ゴム製品(タイヤ・チューブ)、金属製品(プリンター、ファクシミリ)等。

4] 宮城県のおもな輸入先は、クウェート(5割)、大洋州、アメリカ。おもな輸出先はアジア(6割、うち5割が中国)とアメリカ。

 

 

 

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