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資料1 比謝川

 

比謝川は、巨大な福地ダムのある福地川や、西表島の仲間川よりはるかにおおきな河川です。沖縄島で最大の流域を持つ河川で、南は沖縄市こどもの国、北は嶽山原付近を源流としています。

市街地を北へ流れた比謝川は、カフンジャー川と合流後、西へ下り、与那原川、長田川などと合流し東シナ海に注ぎこみます。その流域は沖縄市、嘉手納町、読谷村などに及び、流域環境も様々です。

 

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中流(知花城跡付近)

 

沖縄市の北側は、イタジイとその代償植生であるリュウキュウマツ林が広がっており、南側ではアマミアラカシ林、アカギ林、タブノキ林、オオバキ林などがみられます。川沿いではアカギ、フトモモ、オオハマボウ、サガリバナなど特有の植物が広がっています。

戦前、米軍基地として接収されるまで、市の南側の石灰岩地域は居住地域や畑地に、湧水域の湿地は水田に利用され、北側には広域の森が広がっていました。

 

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比謝川下流(屋良城跡)

 

 

 

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