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地層

 

地層のようす

 

(1) 地層

がけや切り通しなどで、つぶのようすがちがう砂(すな)やねん土や小石が、それぞれ層になって積み重なって見えるところがある。このような層の重なりを地層という。

 

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▲地層

 

(2) 地層のようす

1] つぶの大き……地層をつくる1つの層は同じ大きさのつぶからできている。

2] 地層のできる順序……ふつう下から順に積もるので、上にいくほど新しい時代の地層である。

3] 地層の広がり……地層は実際には、ずっと広く、おくの方まで長く続いている。地層によっては、だんだんうすくなって、やがてなくなってしまうものもある。

 

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▲地層のようす

 

(3) 地層と化石

1] 地層の中から、貝がらや木の葉のあとなどが見つかることがある。これらは化石(かせき)といい、大昔の生物のからだや、すんでいたあとが残ったものである。

2] 示相化石(しそうかせき)……地層がたい積した当時の気候やその場所の環境(かんきょう)を知るのに役立つ化石。

・ サンゴ…あたたかくてきれいな浅い海

・ ハマグリやアサリ…浅い海

・ シジミ…河口近くや湖

・ 木の葉…気候

3] 示準化石(しじゅんかせき)……地層がたい積した時代を知るのに役立つ化石。

・ 三葉虫(さんようちゅう)…古生代

・ アンモナイト…中生代

・ キョウリュウ…中生代

・ マンモス…新生代

 

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▲化石

 

 

 

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