(3) 資材購入代金の決済状況
資材購入代金の決済状況についての調査結果は次のとおりである。
現金決済の占める割合については、「51%未満が74.4%」と圧倒的多数を占めている。前回も74.6%と今回と殆ど同じであった。
手形期間については、「3カ月以上1年未満」が75.6%と大半を占めている。前回も74.1%と今回と同様であった。
また、手形決済の場合の金利加算については、「加算されていない」が82.7%と「されている」の5.4%を大きく上回っている点が目立つ。前回も「加算されていない」が90.1%、「されている」が8.1%と今回と同様であった。
前掲の工事代金の延払金についても、「新造・修繕工事共金利加算していない。」が64.9%と高い割合を示している(14頁)が、延払金について、金利加算するという商慣習が当業界においては、必ずしも根づいていないことを示している。