3.3.11 プレジャーボートの係留･保管関連の事業について
平成9年度現在、全国のプレジャーボートの保有数は30.4万隻、これに水上バイクやヨットまで加えると43.5万隻に及んでいる。今後、需要はさらに拡大していくものと予測される。一方では、マリーナの整備の遅れ及びプレジャーボート所有者･利用者のモラルの低下などにより、放置艇問題、無許可係留、漁業者とのトラブル及び海難などが社会的な問題として顕在化している。
このような中で中小造船業･舶用工業が既設の設備を活用することによりこれ等の問題を少しでも解消し、新事業の開拓、舟艇産業の振興に貢献できる可能性はないかとの観点でアンケートによりその関心の度合いなどを調査したものである。
